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伝統食は大切です!

2009年12月02日
現在増加しているアトピーや花粉症、糖尿病、ガン、これらは40年前にはありませんでした。

日本人が日本の食から離れ、諸外国の物を食すようになり、病気が増えたのです。しかし、食事を改めるのではなく、サプリメントやTVや雑誌で取り上げられた、成分的にこれが良い、あれが良いといったような一過性の物で改善しようという有様。

その結果厚生省の統計を見ても、生活習慣病は減るどころか、更なる病人の増加と低年齢化が進んでいるのです。私達は日本人です、長い歴史の中で、気候風土に適した物を食するのに一番対応できる身体に変化したのです。ですから、私達には、日本人が食してきた物、日本人に合った伝統食が必要なのです。

平安から鎌倉時代にかけて、東日本地域に住んでいた「坂東武者」は、源平の戦いで源氏を勝利に導いた勇猛果敢な戦士として、その名を知られています。その「坂東武者」が唱えていたのが、「一汁一菜」という食事でした。

 「一汁一菜」は、玄米のおにぎりに具沢山の味噌汁、旬の野菜や漬物といった内容が基本ですが、当時は玄米ごはんに梅干、食後の番茶というのが一般的でした。このシンプルな食事が、漢方論から見ると健康維持に役立つ優秀な食事だったのです。

 漢方論では、玄米には「気」があると考えられています。その理由は、精製して胚芽などを取り去った状態ではなく、取れた作物そのまま全体を食することができるため、植物の持つ「気」、すなわちエネルギーを摂取できると考えるのです。勇壮な坂東武者たちは、この玄米を1日なんと5合も食べていたと伝えられています。

 次に、クエン酸が豊富に含まれた梅干には、新陳代謝を活発にさせ、血液循環をサポートすると同時に、少ない食事を効率よくエネルギーに変える手助けをしてくれる効果があります。また、クエン酸には腸内の悪玉菌を抑え、体内に入ったミネラル分の酸化を防止し、吸収を助けるキレート作用があります。

 そして、旬の野菜は、その時々の季節によって変化する体内リズムと相性が良く、身体活性化をサポートする役割を持つため、時期によって変化する臓器の活動や、体液の働きを良くする手助けをしてくれるのです。

 つまり、「一汁一菜」食は、日本人の自然な健康維持に役立つと言えるのです。

      伝統食研究会飛騨支部


  

Posted by 伝統食研究会 at 14:49Comments(0)